Object
木造毘沙門天(多聞天)像

毘沙門天は仏教世界の中心にそびえる須弥山(しゅみせん)中腹の北方を居所とし、眷属(配下の者)の諸夜叉を従え、北方を守護する護世神。須弥檀においては北(北東隅)に安置される。忿怒相(いきどおり怒る表情)にあらわし、いかめしい鎧を着用する武神形。右手に鉾をとり、左手を腰に当てて、両足下に邪鬼を踏みしだく、勇壮な武神形に表現される。多聞天とも呼ばれ、平安時代以来、四天王のうち最強神として、また現世利益(生きている間にうける仏などの恵み)の神として、広く信仰を集めてきた。この像は、もとは持国天・増長天・広目天を加えた四天王像の一具として像立されたもの。動きの少ない静謐の姿に、重量感を漂わせている。推測するに、当初は右手に宝棒をとり、左手には宝塔を捧げていたものと思われる。たくましく力強い彫法に、仏師のすぐれた技巧をうかがうことができる。
共有
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Bishamonten (Vaisravana) Statue
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1躯
- 付属品
- 包裂
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。