Object
金銅十一面観音懸仏

懸仏という存在は、本地垂迹・神仏習合の思想から発生したものである。掲出の懸仏は、背後の鏡面体を失っているが、鏡は古来、神の象徴として崇拝されて来た。その鏡面の中央に阿弥陀如来の尊像を奉安して、神仏一体の尊崇を表すことによって、懸仏という形式が造立されたのである。現存する遺品の大半は、鎌倉時代から室町時代に及んでいる。しかし、時代の背景によって、その形像化の優劣に大きな差が生じることは否めない。この十一面観音像は、平安時代の作風からの変容が見られる。鎌倉時代、13世紀中期のものであろう。
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
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グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Kakebotoke
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1躯
- 材質・技法・形状
-
材質 金箔
- 付属品
- 包裂(布袋)
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。