Object
金銅地蔵菩薩懸仏
地蔵菩薩は六道(一切の衆生が前世の業によっておもむき住む六種の迷界。地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)の一切の衆生の苦しみを除き、福利を与えることを願いとする菩薩である。ことに地獄における衆生を教化し、その代受苦の菩薩として信仰された。また、小児の成長を守る菩薩として、平安時代以来、広く信仰されて来た菩薩である。かような信仰を背景とした地蔵菩薩が懸仏につくられて奉安されたことも、当然ながらうなずけるところである。しかしながら、釈迦如来・阿弥陀如来・十一面観音菩薩・正観音菩薩などに比して、この地蔵菩薩の懸仏は、非常に数少ない遺例で、あまり知られない。複弁の蓮華坐に安坐するこの地蔵菩薩は、本体に比して台座がきわめて低くシャープな形姿が、その古様性を十二分に示している。また、地蔵菩薩の穏やかな尊容、法衣の皺線の流水形が、かぎりなく美しい。両手は、別につくって臍穴の中に埋めこめるように仕組まれていたもの。胴体の凸出に比して、手腕がさらに前方に突き出すために、機能的に調整を保ったものだが、永い伝世の間に、留金の鋲が外れて、両手を欠失してしまったのである。
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Kakebotoke
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1躯
- 付属品
- 額
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。