策彦周良筆杜甫詩

- 人物
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作者策彦周良
- 年代
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制作年 AD16
- タイトル
- サクゲンシュウリョウヒツトホシ
- 材質・技法・形状
- 紙本墨書
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
策彦周良〈さくげんしゅうりょう・1501-79〉は臨済宗の僧侶。丹波の人。謙斎(けんさい)とも称した。永正6年〈1509〉、京都の北山鹿苑寺(ろくおんじ)の心翁等安〈しんおうとうあん・?-1523〉に師事し、同15年、天龍寺で剃髪した。戦国武将で中国地方の大名である大内義隆〈おおうちよしたか・1507-51〉の命により、天文8年〈1539〉、同16年〈1547〉には正使として二度に渡って入明を果たし、世宗(せいそう=嘉靖帝)に優遇された。帰朝後は天竜寺妙智院に住した。幼少期から詩文の誉高く、また儒釈に通じた心翁の訓導によってその才はますます磨かれ、生涯に多くの詩作を行い、五山文学末期の巨匠としても名高い。これは唐の詩人杜甫〈とほ・712-770〉の『杜少陵詩集』(巻第十三)に収められる「絶句二首」の初めの一首で、春の日ののどかな情景を詠んだ五絶「遅日江山麗。春風花草香。泥融飛燕子。沙煖睡鴛鴦」の一部。堂々とした力強い運筆に、策彦の習書のたしかさを感知する。「遅日、江山麗(うらら)かなり。春風、花草香(かんば)し。泥は融けて燕子飛び、(沙を暖めて鴛鴦睡る)」
(印「翰苑遺芳」)遅日江山麗春風花草香泥融飛燕子 (印「策彦」)
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Du Fu’s Poem Calligraphed by Sakugen Shuryo
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 外箱2点
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