Object
龍田切(和漢朗詠集巻上)
伝源家長

- 人物
-
作者伝源家長
- 年代
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制作年 AD13
- タイトル
- タツタギレ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
当財団所蔵の掛軸(No.01759-0001)および巻子本(No.01759-0002)とツレの断簡。これは『和漢朗詠集』巻上・夏・蝉の部分。「龍田切(たつたぎれ)」の名称は、料紙の中に流水と紅葉とを下絵に描いたものがあり、それが歌枕として名高い龍田川(奈良県生駒郡)を連想させるところに由来する。紙は鳥の子(雁皮紙)。素紙のほか、薄黄・薄茶・藍・薄藍など、総じて淡い色調の染紙が交用され、丁字で草花・流水・草叢・雲などの下絵が描かれたり、木版下絵の装飾がほどこされるなど、典雅な料紙に書写されている。その筆跡は、ほかの朗詠集の古筆と比べて大ぶりで、その書風は法性寺(ほっしょうじ)流の特色を示している。筆者を源家長〈みなもとのいえなが・?-1234〉と伝えるが、真筆の「熊野懐紙」(正治2年〈1200〉筆・西本願寺蔵)などと比べると、明らかに異筆。しかし、書写年代は家長の活躍期(13世紀前半)に適合する。
(莫言秋)後遂為空夏山のみねのこずゑのたかければそらにぞ蝉のこゑはきこゆるこれをみよ人もとがめぬこひすとてねをなくむしのなれるすがたを
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Tatsuta-gire (Wakan Roeishu, Vol.1)
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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