Object
銅製経筒
白銅(錫を多く含む青銅)の鋳造製で、円筒形積み上げ式の経筒。蓋は傘形で2段に盛り上げ、外縁が広く張り出している。その頂上に3輪と宝珠からなる相輪形の鈕をはめ込んでいる。筒身は輪切りにしたものを2段に積み上げ、底部は別鋳で台座形につくっている。2段の筒の上下部と台座の上部には数状の刻線をめぐらしている。この形式は、1本の経筒を1基の塔に見立てたもの。塔は釈尊の遺骨を安置するものとして、最上の権威と尊厳を捧げられるもの。時には経典をその基壇の中に納めてその仏果を願った。経筒もまた、弥勒菩薩の出生まで、仏の教えを記した経典を埋納するものである。その共通の願いがこの形式の経筒を生んだと考えられる。この積み上げ式に相輪形鈕の形式の経筒は、北九州の経塚からの出土品に限られる。同形式の経筒の中に、大治元年〈1126〉銘(福岡県武蔵寺経塚出土)・天治2年〈1125〉銘(同観音谷経塚出土)などが知られることから、この経筒も同時代(平安時代・12世紀)の制作と判明する。傘の盛り上げや台座の肩の円みが、いかにも優雅な平安朝の趣を醸し出している。
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OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Bronze Sutra Cylinder
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。