Object
祐海切(新古今集巻第四)
伝藤原家隆

- 人物
-
作者伝藤原家隆
- 年代
-
制作年 AD13
- タイトル
- ユウカイギレ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
一面に雲母砂子を撒いた料紙に『新古今和歌集』巻第四・秋歌上を書写する。もとは巻子本。『新撰古筆名葉集』(袖珍本、安政5年〈1858〉刊)の「正三位家隆卿」の項の「祐海切巻物、杉原紙、新古今、歌二行書」に相当するものである。筆者を藤原家隆〈ふじわらのいえたか・1158-1237〉と伝えるが、家隆の真筆たる「熊野懐紙」(陽明文庫蔵)と比較して、同筆とはいえない。濃墨を駆った重厚な筆致は、鎌倉時代初期、13世紀前半のころの寂蓮様式を示している。名称の由来はつまびらかでないが、僧祐海〈生没年未詳〉が所持していたことにちなむものか。
百首の歌たてまつりしとき月の歌の中にいつまでかなみだくもらでつきはみしあきまちえてもあきぞこひしき式子内親王ながめわびぬあきよりほかのやどもがなのにもやまにも月やすむらんだいしらず円融院御歌つきかげのはつあきかぜとふけゆけばこゝろづくしにものをぞおもへ三条院御歌あしひきのやまのあなたにすむひとはまたでやあきのつきをみるらむ雲間微月ということを堀川院御歌しきしまやたかまどやまのくもまよりひかりさしそふゆみはりの月
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Yukai-gire (Shin Kokin Wakashu Vol.4)
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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