Object
年魚市切(詞花和歌集巻第三)
伝二条為氏

- 人物
-
作者伝二条為氏
- 年代
-
制作年 AD13
- タイトル
- アイチギレ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
年魚市切(あいちぎれ)は、大正14年〈1925〉春、『詞花和歌集』(上下2冊)の上巻1冊を分割した古筆切。これはその巻第三・秋の部の断簡である。愛知県名古屋市で分割の際、古筆了任〈こひつりょうにん・1875-1933。古筆家鑑定世襲最後の人〉が名付けたもの。「愛知」は古語で「アユチ」と読み、『日本書紀』(景行紀)に「年魚市(あゆち)郡」とあるところからの命名。年魚市切は現在では数葉しか確認されておらず、古筆が四散したさまを如実に物語る。書風は、藤原俊成〈ふじわらのとしなり・1114-1204〉の手に似ており、鎌倉初期・13世紀前半の書写本と推定される。また、詠者の名前が仮名表記となっており、現存する中間本・二度本(精撰本)が漢字表記であることを考えると、年魚市切のもとの完本は初度本(最初に撰進された本)、もしくは奏覧(天皇へ奏上)に際しての撰者の手控本などの形態が推定される。
橘のとしつなの朝臣のふしみの山庄にて七夕後朝のこころをよめる良せんほうしあふ夜とはたれかはしらぬたなばたのあくるそらをもつゝまざらなむ藤原あきつなの朝臣たなばたのまちつる程の(くる)し(さも)(あかぬわかれといづれまされり)
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OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Aichi-gire
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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