村雲切(貫之集)
- 人物
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作者伝寂然
- 年代
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制作年 AD12
- タイトル
- ムラクモギレ(ツラユキシュウ)
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
素紙に銀の小切箔をくまなく撒き、その中に金の小切箔をまばらに交用している。この一面にふり撒かれた金・銀の箔が、群がり集まったところを群雲(むらくも)に見立てての命名であろうか。三十六歌仙の一人紀貫之〈きのつらゆき・?-945〉の家集『貫之集』を書写した断簡で、もとは粘葉装(でっちょうそう・2つ折りした数枚の紙の折り目を並べ重ねて、折り目の外側に糊をつけ、各葉を接着させて一冊とする装丁法)の冊子本であった。歌の脇にみえる加筆は、藤原定家〈ふじわらのさだいえ・1162-1241〉による異本との校合の跡で、もともと、この冊子が定家所持本であったことを知る。よって、この「村雲切」と類似の装飾技巧をもつ伝寂蓮筆「胡粉地切本後撰和歌集」が、その書風から、藤原伊行筆「葦手下絵本和漢朗詠集」や「源氏物語絵巻詞書」(蓬生・関屋・絵合)と同時期と推定されることから考察すると、この「村雲切」の書写年代も、おのずから定家の活躍期以前の1150~60年代に絞ることが可能である。筆者を平安時代末期の歌人寂然〈じゃくぜん・生没年未詳〉と伝えるが、確証はない。
あをやぎをたよりとおもひてはるのうちのみどりつらなるところなりけりむれゐるこゝろみるよそなればみぎはになれ(たて)るあしたづを なみかゆきかとわきぞかねつる
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Murakumo-gire (Tsurayuki Shu)
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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