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踊尽草紙絵巻

Keio Object Hub
年代
制作年 AD17
タイトル
オドリヅクシソウシエマキ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-000189-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
ペイント 矩形 美術

色とりどりの衣装を着飾って群舞する風流踊り(ふりゅうおどり)は、室町時代末期から江戸にかけて、京都を中心に全国的に広がった。もともと風流とは、雅やかな衣装・持ち物などで華やかに飾り立てること。神社の祭礼で鉾や山車が綺羅を飾り、行列の人たちが派手な衣装を競った。やがて笛・太鼓・鐘などで囃し、歌唱が加わり、手振りの美しい踊りをともなう芸能が流行した。盆踊りの初期形態といわれる。その様子は、近世初期の洛中洛外図屏風・遊楽図屏風や風俗絵巻などにも多く描かれている。この「踊尽草紙絵巻」1巻は、そうした風流踊りの中から8種類の踊りを描いたもの。金の揉箔を一面に散らした装飾料紙に、極彩色の絵筆が駆使されている。また、それぞれの絵様の上部に、その囃言葉や踊りを説明する歌詞が書き添えられている。(紙継ぎの誤りよる錯簡がある。)1.唐子踊り:秋祭りの際に神社に奉納される稚児舞。朝鮮風の衣装をまとった2人の男子が歌に合わせて踊るもので、朝鮮通信使についてきた小童が踊ったものを真似たものという。2.小町踊り:七夕の日に、美しく着飾った少女たちが、歌いながら町中を踊り歩くもの。3.住吉踊り:大坂・住吉神社において、五穀豊穣を願う神事の一つ、田植え祭りで舞われる踊り。4.小切子踊り:小切子は竹製の民俗楽器。長さ20~30センチの竹筒2本を持ち、打ち合わせながら踊る。5.若衆踊り:元服前の若衆が踊る。6.唐人踊り:唐子踊りと同じく朝鮮通信使が起源とされるが、長崎に渡来した中国人の踊りが取り入れられているともいう。中国風の装束を着て踊る。7.懸踊り:村や町などの共同体間で踊りを掛け合う、あるいは踊りを送り継いでいく形式の踊りが起源。厄神を踊りによって囃し立て、村境から送り出し、次の村はこれを受けて踊り廻し、さらに次の村へと踊り継いだ。悪霊追放、豊作祈願などのための踊りでもあった。8.差物踊り:差物・旗差物(戦陣における目印の旗で、家紋のはいった幟)を持って踊る。雨乞いの踊りで知られる「芭蕉踊り」と同義か。「芭蕉踊り」では、芭蕉の葉に見立てた差物を背負って踊る。

からこをどりたいこかつこてん/\からことうちおさまりしおほん世のめぐみもひさかたの雲井はるかにふきあぐるふえのねことにおもしろくをどりしすがた見事さよ心もさこそいさむらん

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-000189-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
ライセンス

所管・分類など

所管
斯道文庫
キャンパス 三田
URL
基本分類
美術

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Picture Scroll of Comprehensive Dance Styles

物理的特性

重量と数量
員数 1巻

識別情報

タイトル(英題)
Picture Scroll of Comprehensive Dance Styles

物理的特性

重量と数量
員数 1巻