融通念仏縁起絵巻断簡
阿弥陀如来の夢のお告げを得て、一人の念仏往生が衆人の念仏往生を約束すると説く融通念仏宗の開祖良忍上人〈りょうにん・1073-1132〉の伝記事跡を中心にしながら、融通念仏弘通の歴史を描いたのが「融通念仏縁起絵巻」である。原本は正和3年〈1314〉の成立で、米国のシカゴ美術館蔵本(上巻)・クリーブランド美術館蔵本(下巻)が、現存最古の遺品として知られ、鎌倉末期(14世紀)の制作とされる。良忍の没後、鎌倉時代末期になって、良鎮〈りょうちん・1382~1423生存確認〉が出て、この宗を再興、熱心な勧進によって、「融通念仏縁起絵巻」がさかんに制作された。この断簡は、その画風や書風から室町時代初期の作品と思われる。この絵巻は通常上下2巻に作られる。この断簡は、内容から判断して、下巻の後半部分にあたる。前半分の画面は、木寺の源覚僧都の牛飼童の妻が、難産で死にかけるが、念仏によって生き延びたいう場面を描く。後半部の詞書は、北白川の下僧(身分の低い僧)の妻が、念仏三千遍に加入したため、閻魔の庁(地獄)から帰されるという話。
北白川の下僧が妻此念仏三千遍を受たるに依て閻魔の庁よりかへされにけり又父母師長妻子朋友の菩提をとぶらはんと思はむ人は同じく亡者の名字を此帳に載て其代に念仏を申給べし自修の善根におなじくして広大の功徳を得地獄の中に蓮華生し人中天上に生れ極楽に往生すと見えたり抑勧進行者の功徳は経には三世諸仏浄業正因とゝき釈には諸仏本願の聖意にかなへりといへり龍舒浄土文には二人勧進すれば自身の精進に同じ十余人に
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Illustrated Legend of Yuzu Nenbutsu Sect
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 桐箱 紙覆 黄包製
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