貞観政要断簡

『貞観政要(じょうがんせいよう)』は、唐の皇帝太宗〈たいそう・598-649。在位626-649〉と臣下との間で行なわれた政治についての問答や君臣の事跡を、史官の呉兢(ごきょう)が40篇10巻に分類編纂したもの。天子や政治のあり方の規範として、中国と日本で長い間、為政者たちに愛読された。これは、茶褐色を帯びた胡紛(ごふん)を刷いた緑色(現在は褪色)の麻紙に、『貞観政要』の政体第二篇・第五章が抜き書きされている。もとは、遣唐使がもたらした屏風に貼られていた色紙形の一枚であったと推定される。肉太・重厚でやや縦長の字形には、中国・唐風の力強いたくましさがあふれている。現存唯一、ほかに類品がなく、極めて貴重なもの。「朕 、天下の至広なるを以って、千端万緒、須く変通に合すべし。百司に委ねて商量せしめ、宰相に籌画せしめ、事に於て穏便にして、方に奏して行うべし。豈一日万機を以って、一人の慮に独断することを得んや。若し詔勅頒下し、未だ穏便ならざる者有らば、必ず須く執奏すべし。旨に順いて便即ち施行することを得ず、と。務めて臣下の意を尽くさしむ」
朕以天下至広千端万緒須合変通委百司商量宰相籌画於事穏便方可奉(奏)行豈得以一日万機独[断]一人之慮若詔勅頒下有未穏便者必須執奏不得順旨便即施行[務]尽臣下之意
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Segment of Zhenguan Zhengyao
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 外箱(二重箱)、墨書、巻止め
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