弘法大師行状絵巻断簡
- 年代
-
制作年 AD15
- タイトル
- コウボウダイシギョウジョウエマキダンカン
- 材質・技法・形状
- 紙本墨画
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
真言宗の開祖・弘法大師空海〈くうかい・774-835〉は、没後も永く人々から深い追慕をうけてきた。弘法大師の画像を掛けての法会や仏舎利(遺骨)の奉納、さらには、遺墨が尊重されて贈り物の対象となるなど、弘法大師に対する篤い信仰は平安時代から鎌倉時代にかけて飛躍的に高まっていた。こうした風潮を背景に、弘法大師の一代の伝記・説話が絵巻に描かれた。現存する遺品はいくつかの系統に分類されるが、「高野大師行状図画」(6巻・高野山地蔵院蔵)がその最古(鎌倉時代)の作品とされる。この断簡は、高野山地蔵院蔵本、あるいはその増補本とされる白鶴美術館蔵本(10巻本)の系統に属する1本からの断簡と思われる。画面は、大師が神童と白馬に乗って霊鷲山(りょうじゅせん)に登り、釈尊に拝謁する場面。釈迦三尊や四天王が霊鷲山を背景に居並ぶさまは、伝統的な釈迦説法図の図様に従っている。日本書道史では、南北朝時代の歴代天皇の筆跡に共通の書風を宸翰様(しんかんよう)と呼ぶが、この詞書にその特徴が見え隠れする。室町時代初期の作品であろう。
則霊山のふもとに至ぬ。其時、老翁忽に出来、汝はいづくの人ぞ。又いづくへか行。何事をか求るといふ。大師答へ給ふ。我霊鷲山に登らむが為に、支那国より来れり。大師尺(=釈)尊を見奉む事を望むとの給ふ(=宣ふ)。老翁のいはく、汝眼異相あり。定て仏を見たてまつるべし。
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識別情報
- タイトル(英題)
- Picture Scroll Depicting the Deeds of High Priest Kobo Daishi Kukai
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