最澄画像
最澄〈さいちょう=伝教大師・767-822〉は日本天台宗の開祖。14歳で得度、東大寺で具足戒をうけ、比叡山に入り一乗止観院(のちの延暦寺)を建て、天台への讃仰を深めていった。延暦23年〈804〉、空海とともに入唐、天台・禅・密教などの諸学を学んで翌年帰朝、桓武天皇の勅許を得て日本天台宗を開いた。その後、比叡山に大乗菩薩戒を授けるための戒壇の建立に力を注いだが、つねに南都の教団の反対にあって実現が難しく、ようやく許可されたのは、没後7日目であった。また、書道史において、三筆(空海・嵯峨天皇・橘逸勢)にならぶ能書として知られ、「久隔帖」「請来目録」など、王羲之書法を根幹にした遺墨を残している。この図は、床几の上に坐して禅定印(法界定印。両手の5指を伸ばして左手を下にして重ねる)を結ぶ瞑想する最澄の姿を描く。もとは、日本における天台祖師影を奉懸する御影供として制作されたものであろう。画像としては、兵庫・一乗寺蔵の天台高僧像(10幅・国宝)が最も古く、以後の規範となったものである。が、これらが斜め向きの姿に描くのに対して、本図は真正面からとらえているところが珍しい構図といえる。制作は室町時代後期に降るが、遺例の少ない画像として貴重である。
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Portrait of Priest Saicho
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 外箱
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