Object
豊蔵坊信海筆富士見西行図
豊蔵坊信海

- 人物
-
作者豊蔵坊信海
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- ホウゾウボウシンカイヒツフジミサイギョウズ
- 材質・技法・形状
- 紙本墨画
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
下方に、西行〈さいぎょう・1118-90〉が霊峰富士を眺め、嘆賞する様子を描き、上部には、富士を詠んだ西行の歌を3行に書写する。書画ともに豊蔵坊信海〈ほうぞうぼうしんかい・1635?-88〉の自筆。豊蔵坊信海は、石清水八幡宮豊蔵坊の社僧。名は孝雄、字は子寛。出自は不明であるが、豊蔵坊孝仍(こうじょう)に師事し、住坊を継いだ。狂歌師としても高名で、将軍家光の御前で披露したとも伝える。歌集に『狂歌鳩杖集』がある。また、書画に巧みで、同じく石清水八幡宮の社僧であった松花堂昭乗〈しょうかどうしょうじょう・1584-1639〉に私淑し、松花堂流(滝本流)の能書としても知られる。信海はまた、富士山の狂歌を好んで揮毫し、遺品もいくつか伝存しており、この富士見西行図もかれの得意とする画題であったのだろう。賛の一首は、『新古今和歌集』(巻第17・雑歌)に西行の詠歌として収められる。まさに、松花堂流の書風、加えて軽妙洒脱の描写は、信海の面目躍如の作品といえる。
風になびくふじの烟のそらにきえて行ゑもしらぬわがおもひ哉(印「信海」)
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ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Priest Saigyo Admiring Mt. Fuji by Hozobo Shinkai
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 外箱、巻止
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