三十六歌仙色紙帖
- 人物
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作者・賛者松花堂昭乗
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- サンジュウロクカセンシキシチョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
藤原公任〈ふじわらのきんとう・996-1041〉撰になる『三十六人撰』は、当時の秀歌の規範として貴族たちの文芸の座右に重んじられた。やがて、平安時代末期・12世紀になると、これら歌人の画像を描いてその代表歌1首を書き添えた歌仙絵が生まれた。なかでも「佐竹本三十六歌仙絵巻」「上畳本三十六歌仙絵巻」が有名である。後世、歌道の流行を歌仙信仰にともなって、絵巻形式の巻子本から、各歌仙ごと色紙に貼り込んだ色紙帖が考案された。歌仙と歌が一体となったものや、歌と歌仙像を分離して左右一対に組み合わせた歌合形式の色紙帖などが作られた。ふつは、歌仙像は当時の名だたる絵師に、歌は能書の公卿に書写を依頼して制作されたものであった。が、これは、松花堂昭乗〈しょうかどうしょうじょう・1584-1639〉が書画一筆に作成したものである。松花堂昭乗は、江戸時代初期の真言宗の僧。昭乗は法名、俗名は中沼式部。惺々翁とも号した。出家して、山城国(京都府)男山の石清水八幡宮滝本坊実乗の跡を嗣いだが、のち乗淳(昭乗の兄中沼左京の子)に譲り、自らは境内に松花堂を営んで移り住み、風雅の生活を送った。関白近衛信尋をはじめ、小堀遠州・石川丈山・江月宗玩・沢庵宗彭ら公卿・禅僧・儒者・茶人など名士との交遊も広く、当時の一級の文化人として聞こえた。書画を能くしたが、ことに書道においては、まず、青蓮院尊朝法親王に書法の伝授をうけ、やがては上代様の和様を加味して流麗瀟洒な書風を確立した。松花堂流とよばれ広く受け容れられ、手習手本としておびただしい数の版本・墨拓本も作られた。また、一方において、真言の祖弘法大師空海を渇仰、その書風大師流の書も得意とし、この書風も僧侶を中心に一世を風靡する流行をみた。さらに、画技に長じた昭乗は、茶の湯にも心を潜めて掛物として宋元画に接する機会が多く、ことに南宋末期の牧谿(禅僧・画家)の作品に私淑、専門絵師に勝るとも劣らぬ技倆を発揮した。この色紙帖は、その真骨頂を示すものである。縦長の色紙の下方に描かれた歌仙像には枯淡豊潤の画趣が感じられ、上方の和歌は、流麗温和な松花堂流の書風の典型である。なお、この画帖には、朱文・白文の「昭乗」印のほか、雲版型の朱印「惺々翁」を捺している。また、江戸時代の古筆鑑定家、古筆家第7代古筆了延の延享3年〈1746〉7月の鑑定折紙が付属する。
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Shikishi Album of the Thirty-Six Poets
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1帖
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