Object
柿本人麿像
伝土佐光信

- 人物
-
作者伝土佐光信
- 年代
-
制作年 AD15
- タイトル
- カキノモトヒトマロゾウ
- 材質・技法・形状
- 紙本淡彩
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
歌仙信仰の長い歴史の中で、柿本人麿は歌道の聖として崇められ、人々からひときわ高い信仰を集めてきた。以来、人麿を祀る人麿影供(人麿供とも)が生まれた。これは、歌会において、床に人麿の画像を掛け、歌聖柿本人麿を供養する儀礼で、歌道の向上を願い、あるいは歌会の成功を祈ったのである。平安時代・12世紀から起こった風習である。本図は、上畳に坐し、萎烏帽子・直衣姿の人麿が立て膝で座り、前に硯箱を置き、筆と料紙を両手にして歌を按ずる図様に描く。人麿画像の類型の構図である。これは室町時代の画家・土佐光信(生没年未詳)の筆と伝える。優美な構図、細緻をきわめた面貌の描写、柔らかい筆線ながら力強い表現にすぐれた画技がただよう。光信筆の確証はないが、室町時代の名だたる絵師の手に成るものと推察される。
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OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Portrait of Kakinomoto no Hitomaro
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。