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文殊菩薩像

Keio Object Hub
年代
制作年 AD19
タイトル
モンジュボサツゾウ
材質・技法・形状
絹本着色
コレクション
所管
ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-000202-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
アート 木材 ペインティング クリエイティブアート 使役動物

文殊菩薩は、智慧をつかさどる菩薩として篤く信仰され、古来、釈迦如来の脇侍として、普賢菩薩とともに、三尊形式の仏画・仏像につくられた。また、単独尊としても祀られた。普通、髻を結い、瓔珞・腕釧(手首につける腕輪)・臂釧(上腕部につける腕輪)などの装身具で飾り、条帛(たすき状の布)を着け、右手に智慧を象徴する宝剣、左手には経典を載せた蓮華を持つ。もともとは、結跏趺坐の坐像であったが、しだいに、獅子の背上の蓮華座に結跏趺坐する姿(騎獅文殊)が通例となる。獅子は百獣の王で文殊菩薩の智慧が秀抜であることをあらわす。顔貌は、智慧の清純で執着のないことを示す童子形につくる。また、文殊は密教の世界にも重要視され、この場合、髻は真言の数だけ結う。1髻は増益(幸せの増進)、5髻は愛敬(和合)、6髻は調伏(怨敵の降伏)、8髻は息災(災難の除去)とそれぞれの本誓をあらわす。このほか、僧形文殊(鎖骨や肋骨が浮き出る老僧の姿で、寺院の食堂の上座に安置される)、渡海文殊(文殊5尊が雲に乗って海を渡り五台山に向かう図像)、縄衣文殊(蒲で編んだ縄目の衣を身につける。禅林で好まれた)、稚児文殊(純粋無垢の子供の姿につくられる)など、さまざまな図像に描かれる。この画像は五髻文殊で、仏の加護を祈り、家族・親族の平安を祈る修法の本尊として描かれたもの。力強い描線が躍動的である。彩色も美しく、截金(金箔を細い線状に切って貼り付け、線や文様をあらわす技法)がひときわ鮮やかである。

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-000202-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
ライセンス

所管・分類など

所管
ミュージアム・コモンズ
キャンパス 三田
URL
基本分類
美術

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OPEN DATADESIGN

Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Image of Manjusri

物理的特性

重量と数量
員数 1幅
付属品
二重箱

来歴

紀州(和歌山)竹林坊(未詳)の伝来

識別情報

タイトル(英題)
Image of Manjusri

物理的特性

重量と数量
員数 1幅
付属品
二重箱

来歴

紀州(和歌山)竹林坊(未詳)の伝来