梁川星巖筆七言絶句

- 人物
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作者梁川星巖
- 年代
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制作年 AD19
- タイトル
- ヤナガワセイガンヒツシチゴンゼック
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
梁川星巌〈やながわせいがん・1789-1858〉は、江戸末期の漢詩人。名は卯(のち孟緯)、字は伯兎(のち公図)、星巌のほか天谷翁・老龍庵・詩禅などを号した。美濃に生まれたが、15歳の時に江戸に出て、古賀精里〈こがせいり・1750-1827〉・山本北山〈やまもとほくざん・1752-1812〉らに儒学を学んだ。が、もっぱら詩作に精励、天保3年〈1832〉には神田お玉が池近くに玉池吟社(たまいけぎんしゃ)を組織して、多くの門弟を抱え、名声は一気に高まった。一方、藤田東湖〈ふじたとうこ・1806-1855〉・佐久間象山〈さくましょうざん・1811-1864〉らと国事を憂い、弘化3年〈1846〉には京都に上り、梅田雲浜〈うめだうんぴん・1815-1859〉・吉田松蔭〈よしだしょういん・1830-1859〉ら尊皇の志士と交わった。安政の大獄の始まる直前、病にたおれ、70歳で死去した。かれの詩才は、頼山陽〈らいさんよう・1780-1832〉と並び称され、「日本の李白」とまで賞讃されたという。この七言絶句は、墨痕隆々、筆勢あふれる書きぶりである。書風は当時通行の唐様書そのもの。明の書法の影響が強い。
(印「老龍」)半湖秋水漾残暉両々漁娃盪将帰行入蘆花舟不見喫驚一鷺帯魚飛星巌真逸(印「星巌翰墨」)(印「七十老翁何所求」)
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Seven-Syllable Quatrain by Yanagawa Seigan
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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