龍草盧筆一行書

- 人物
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作者龍草盧
- 年代
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制作年 AD18
- タイトル
- リュウソウロヒツイチギョウショ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
龍草廬〈りゅうそうろ・1714-92〉は江戸中期の儒者。京都の伏見に生まれる。名は公美(こうび)。字は君玉。草廬は号。初め荻生徂徠〈おぎゅうそらい・1666-1728〉、太宰春台〈だざいしゅんだい・1680-1747〉に学び、のち宇野明霞〈うのめいか・1698-1745〉の門に入る。しかし、学風があわず、「楽に常師なし」と称して、独学に励んだ。宝暦7年〈1757〉から彦根藩の藩儒として18年奉仕、安永4年〈1775〉に致仕した後は、京都鴨川に草堂を建て隠棲、詩歌をもって自適に過ごした。かれの書は、自らの手習いによって至り得た独自の境地を示している。が、総じて当時の儒者共通の唐様書法を展開している。この作品は、かれの遺墨には珍しい大字の作品。筆鋒鋭い力作である。この句は、「山呼万歳の声」と読みならわされている。前漢の武帝が五嶽の一つに数えられる嵩山(すうざん)に登って天下泰平・国家安穏を祈ったとき、臣下一同が武帝の寿を祝して歓呼の声を上げたところ、全山にこだまして「万歳、万歳、万々歳」と3度聞こえたという故事に基づく。この句が禅語として広く用いられるのは、このめでたさに加えて、天空に聳える山は寂然不動、永劫にわたって躍動する宇宙の生命の顕現した相で久遠実成の仏身そのものであるという解釈による。
山呼萬歳聲 草廬
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Single-line Calligraphy by Ryu Soro
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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