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池大雅筆一行書

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人物
年代
制作年 AD18
タイトル
イケノタイガヒツイチギョウショ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-002291-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
ジェスチャー アート フォント お絵かき 線画

池大雅〈いけのたいが・1723-76〉は江戸時代中期の画家。姓は池野、名は勤(きん)、無名(ありな)。字は公敏、貸成、号は大雅、霞樵、九霞山人など。京都の人。柳沢淇園〈やなぎさわきえん・1704-58〉・祇園南海〈ぎおんなんかい・1676-1751〉らと交わりながら中国南宗画を体得し、さらに日本の伝統絵画や西洋画の表現法も吸収して大雅独自の画境を築いた。与謝蕪村〈よさぶそん・1716-83〉とともに「日本南画の祖」と呼ばれる。また、大雅は書においても個性豊かな書風を展開する。幼時より天賦の才能を発揮し、大雅7歳の年には、黄檗山万福寺に上り、杲堂禅師〈こうどう・1663-1733〉らの前で大字を書し「神童」と称せられた。その後、寺井養拙〈てらいようせつ・1640-1711〉の流れをくむ清光院一井〈せいこういんいっせい・1673-1740〉に書を学び、桑原空洞〈くわばらくうどう・1673-1744〉・白隠慧鶴〈はくいんえかく・1685-1768〉らの唐様の書にも強い影響を受けた。大雅は文人画の画家であるとともに、唐様の代表的書家としても位置づけられる。この「一片氷心在玉壺」(一片の氷心、玉壺に在り)は、唐の詩人・王昌齢〈おうしょうれい・698?-765?〉の詩「芙蓉楼送辛漸」(七言絶句)の最後の一句。「洛陽親友如相問」をうける句で、洛陽にいる親友が、もし私のことを尋ねたならば、一片の氷が白玉の壺の中にあるような、澄みきった心境でいると答えてほしい、との意。力強い筆運びで、緊張感のある一行書である。

一片氷心在玉壺(印「池無名印」)(印「己行千里道未読万巻書」)

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-002291-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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美術

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Single-line Calligraphy by Ikeno Taiga

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

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タイトル(英題)
Single-line Calligraphy by Ikeno Taiga

物理的特性

重量と数量
員数 1幅