Object
法童坊孝以筆手習手本
法童坊孝以

- 人物
-
作者法童坊孝以
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- ホウドウボウコウイヒツテナライテホン
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
法童坊孝以〈ほうどうぼうこうい・生没年未詳〉は、江戸前期の石清水八幡宮の社僧で、山内の法童坊に住した。松花堂昭乗〈しょうかどうしょうじょう・1584-1639〉に書画を学び、その高弟として知られる。同門に滝本坊乗淳〈たきもとぼうじょうじゅん・生没年未詳〉・中村久越〈なかむらきゅうえつ・1590-1677〉・豊蔵坊信海〈ほうぞうぼうしんかい・1635?-88〉・藤田友閑〈ふじたゆうかん・生没年未詳〉らがいるが、なかでも信海と並んで書名が高かった。その筆跡は、『滝本清流帖』や『滝本鴻書帖』など、松花堂流の手習手本に模刻されている。この巻子は、布目打ちの鳥ノ子紙に、金砂子で霞形を引き、さらに金泥で草花の下絵をほどこした美しい巻物に作られている。内容は、国名・官職などの固有名詞の羅列。消息文や歌集が手習手本の教材として一般的であったが、こうした単なる字尽・名尽は、国語・書写の初等教材として最適であったのかもしれない。奥書の年紀から慶安2年〈1649〉9月の執筆と知る。が、生年を明らかにしないため、年齢は不詳。瑞々しい筆致から壮年期のものではなかったか。整斉・端正な字形、穏やかな書風は典型的な松花堂流の特徴である。
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Calligraphy Exemplar by Hodobo Koyi
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1巻
- 材質・技法・形状
-
材質 (料紙)布目打鳥ノ子金泥下絵
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