Object
極折紙扣 昭和22年1月~23年1月

- 人物
-
古筆了信
- 年代
-
昭和21年(1946)—同23年(1948)
- タイトル
- キワメオリガミヒカエ
- 寸法
- 25.2×17.1
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫
極札の裏面や折紙、また「鑑定家印譜」には、斜めや半分で切れた印が存在しています。これは古筆見たちが鑑定書を出した際に、手元の管理帳簿と跨いで捺した割印なのです。極札は無数に存在していますが、現存する帳簿は極めて珍しく、古筆本家資料の中にも、了信の活動を伝える近代のノートを中心とする12冊しか確認できません。和装の仮綴本は、共紙表紙の中央に了信の筆で「極折紙扣/即色菴」と記されている、この昭和20・21年分と同22年分との2冊しかありません。中を見ると日記形式で雑然と記されています。1冊目の最初には、「一月三日/一 狩野探幽守信 雪持竹之短冊之画/冷泉殿為綱卿 短冊之哥一首 夕まくれふる名」と記されて、朱の割印が捺されるといった具合です。大戦末期から終戦の混乱期の貴重な情報であり、三井家から依頼された石山切11枚や、新たに分割した新名物切など、興味深い対象が目白押しです。(佐々木)
「書を極めるー鑑定文化と古筆家の人々」展(2022.4 慶應義塾ミュージアム・コモンズ)図録 掲載
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グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Dated Authentications
- グループ
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古筆本家資料
グループ内番号 セコ古003-3
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 全12冊の内1冊
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。