Object
紺紙金字法華経(妙音品)断簡
平安時代に入ると写経の目的が、故人の追善の滅罪菩提・極楽往生の欣求、あるいは現世における利益へと変貌する。そこで、「写経功徳」や「女人成仏」を説く『法華経』を信仰する「法華信仰」が貴族の中に流行にともなって『法華経』の書写が盛んになる。このような背景のもと、仏国土を象徴する瑠璃(紺)・金という七宝を使った紺紙金字の写経が多く行われた。平安時代後期から鎌倉時代初期にかけては、「中尊寺経」「荒川経」「神護寺経」など紺紙金字の一切経の遺品がそれを物語る。この「紺紙金字法華経断簡」もかような仏教信仰の所産である。紺紙に銀泥で界を引き、金字で『法華経』(巻第七・妙音品第二四)を書写する。もとは巻子本であった。紺紙は、漉きあがった紙を藍の染料液の中に浸して染める浸染という技法により製作される。浸染をいくどとなく繰り返したすえに染めあがる濃い紺色は、もと瑠璃の色を表し、仏教でいう七宝の一つとして崇められる。この断簡は、紺色に金泥の文字がとくに鮮やかな発色を保っている。
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OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Segment of Lotus Sura
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。