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『イングランド年代記』(セント・オールバンズ版)(セント・オールバンズ、1483年以降; 1486年頃?)

Keio Object Hub
年代
制作年 1483年以降; 1486年頃?
所管
三田メディアセンター(慶應義塾図書館)
資料番号
120X@656@1
ライセンス
No Copyright - Contractual Restrictions 画像ライセンス
URL
基本分類
文学
AIタグ
出版物 フォント 論文 紙製品

英国における2色刷りの嚆矢
印刷揺籃期において、複数色のインクを使った印刷には高度の技術を要した。展示書は英国初の2色刷りできわめて画期的な試みである。本文は黒字で印刷され、木版イニシャルやパラフマーク、図版のキャプションなどに赤色が使われた。出版地はロンドンから北に位置するセント・オールバンズである。キャクストンが英国初の印刷所をウェストミンスターで始動したのは1476年頃で、セント・オールバンズの印刷はオックスフォードに次いで英国で3番目と早い。
展示書の活字(Type 2B)は、キャクストンのバタルド体活字(Type 2)をもとに彫られた父型から作られた活字(Type 2A)を再鋳造したもの。木版イニシャルの多くもキャクストンのものに基づく(BMC XI, pp. 413–16)。セント・オールバンズの印刷は、ド・ウォード版『年代記』(STC 9996)の刊記にある「学校教師による」ものと考えられてきた。だがL・ヘリンガは、ベネディクト会修道院内で行われたこと、また1480–81年刊行のラテン語著作と、1486年の英書2点(本書を含む)の印刷は異なる人物による可能性を示している。一方P・ニーダムは、紙の透し模様の証拠から、本書は編纂も印刷も1483年頃に行われたとしている(BMC XI, pp. 18–19; 321)。
慶應本は欠葉や損傷が著しく、失われた本文は19世紀(?)に手書きで補われている。そうしたページには「完本」を目指した当時の愛書家の心性が窺がわれる。(ST)
2o: Missing leaves [6], a1–8, b1–8, c1–8, e1–2, e6–8, a slight portion of f1–2, i1, k7–8, l1–2, o6, part of x7–8, y2–7, z2, &1–2, part of z6–7, C2, C7–8, E1–3, E6–8, G3, G6–8, H1–8, I1, half of I2–8, K1–10; all the missing portions supplied by a later (19th-century–) hand; f8 washed and remargined (probably supplied from a different copy). 236 × 180 mm. ISTC ic00479000; BMC XI 303; STC 9995; IKUL 019.

ライセンスなど

資料番号
120X@656@1
ライセンス
No Copyright - Contractual Restrictions
画像
ライセンス

所管・分類など

所管
三田メディアセンター(慶應義塾図書館)
URL
基本分類
文学

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Chronicles of England. St Albans: St Albans Printer, [not before 1483; c. 1486?].

識別情報

タイトル(英題)
Chronicles of England. St Albans: St Albans Printer, [not before 1483; c. 1486?].