Object
装飾華厳経断簡(泉福寺経)
料紙は、藍の漉紙。藍の染料で染め上げた繊維を紙漉きの槽(水中)の中に溶解させて漉き上げた紙である。料紙の天地に見える焦げ跡は、伝来途次に火災(江戸時代末期か)に遭遇したことによる。金の揉み箔を一面に散らして金泥の界をほどこす装飾料紙、加えて端正で優雅な和様の文字が見事な調和美を見せている。これは、東晋の仏駄跋陀羅訳『大方広仏華厳経』(三十四品・60巻・旧訳華厳経)巻第二十七「十地品第二十二之五」を書写したもの。もと河内の泉福寺に伝来したことから、「泉福寺経」とも呼ばれる。泉福寺は、大阪府南河内郡大保村(現在、美原町大保)に所在したと伝える。寺は聖徳太子の開創で、奈良・西大寺の叡尊〈えいそん・1201-90〉の「感身学生記」の建長4年〈1252〉の条に、「河内泉福寺」という名が見えるものに相当するものか(廃寺)。第二次世界大戦後、消失後の唐櫃収納のまま流出、巷間に流布したもの。当時は、原表紙の残片もあり、綾裂地の上に羅絹を張り、可憐な装飾下絵を施したものもあったという。あたかも「本願寺本三十六人家集」(12世紀初)の表紙に似通う趣致のものであった。
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OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Segment of Kegonkyo (Senpukuji-kyo)
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
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