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紺紙金字法華経断簡(譬喩品第三) 

Keio Object Hub
年代
制作年 AD12
タイトル
コンシキンジホケキョウダンカン(ヒユボンダイ3)
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001023-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
自動車用タイヤ 矩形 グレー フォント パターン

紺紙に銀泥で界を引き、金字で『法華経』を書写した断簡。もとは巻子本。国家事業として行われた奈良時代の写経は、平安時代に入ると次第に皇族・有力氏族主導に変化して、同時に写経の目的が、故人の追善の滅罪菩提・極楽往生の欣求、あるいは現世における利益へと変貌する。そこで、「写経功徳」や「女人成仏」を説く『法華経』を信仰する「法華信仰」が貴族の中に流行、さらには永承7年〈1052〉を末法第1年とする仏教観念から起こった末法思想による浄土信仰にともなって『法華経』の書写や浄土関係の経典の写経が盛んになる。こうした背景のもと、仏国土を象徴する瑠璃(紺)・金という七宝を使った紺紙金字の写経が多く行われた。とくに、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけては、紺紙金字の一切経の遺品も多い(「中尊寺経」「荒川経」「神護寺経」等々)。この「紺紙金字法華経断簡」もかような仏教信仰の所産である。この断簡は、とくに謹厳な楷書体の整斉美と金字の鮮やかさが際立っており、平安時代の信仰生活における荘厳性と貴族の美意識が反映されている。『法華経』譬喩品第三の1紙分に相当する。

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001023-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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