Object
大内義隆筆短冊
大内義隆

- 人物
-
作者大内義隆
- 年代
-
制作年 AD16
- タイトル
- オオウチヨシタカヒツタンザク
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
大内義隆〈おおうちよしたか・1507-51〉は、戦国大名。室町幕府管領代をつとめた大内義興〈よしおき・1477-1528〉の子。周防・長門・安芸・石見・備後・筑前・豊前7ヶ国の守護で、少弐・大友・尼子氏らと対抗した。義隆は学芸を愛好し、京都の公家文化を領国に請来するため、戦乱を逃れた公家達を城下の山口に迎えて保護した。また、明や朝鮮と交易を行って文化文物の輸入に努めたり、キリスト教の領内布教を認めるなど、文化の普及・発展に貢献した。しかし、天文20年〈1551〉、学問に耽溺する義隆に対する領内の不満が募り、家臣陶晴賢〈すえはるかた・1521-55〉の謀叛にあって、最期をとげた。義隆の書は、飛鳥井雅康〈あすかいまさやす・1436-1509〉の二楽(じらく)流を踏まえており、武将の書としては優雅さに満ちている。この短冊の「かぢ枕」とは、楫(舟を漕ぐための道具)を枕にして寝る意により、船路の旅を指す言葉。藍と紫の雲紙に、歌意を受けて金銀泥で岩や波の下絵を描いた装飾料紙を用いる。義隆の放胆な個性と風雅の教養が相まって、見事な筆致を示している。
海旅:わたの原雲うく浪にかたしきて 月をもむすぶかぢ枕かな義隆
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Tanzaku by Ouchi Yoshitaka
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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