佐野紹益筆短冊
- 人物
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作者佐野紹益
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- サノジョウエキヒツタンザク
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
佐野(灰屋)紹益〈さのじょうえき・1610-91〉は、江戸時代前期の文人。本阿弥光悦〈ほんあみこうえつ・1558-1637〉の従兄光益(こうえき)の子。紺灰(染物媒染料)を商う佐野紹由(じょうゆう)の養嗣子となる。灰屋はその屋号。通称三郎兵衛、名を重孝(しげたか)という。幼少より光悦と親しみ、歌道を烏丸光広〈からすまるみつひろ・1579-1638〉・松永貞徳〈まつながていとく・1571-1654〉・飛鳥井雅章〈あすかいまさあき・1611-79〉らに学び、茶道や蹴鞠などにも通じた。後水尾天皇〈ごみずのおてんのう・1596-1680〉や八条宮智忠親王〈としただしんのう・1620-62〉との交際も知られる。彼の著書『にぎはひ草』は、光悦や鷹ケ峰(たかがみね・光悦芸術の母胎となる芸術集団)の見聞が詳細に叙述されており、光悦研究の文献資料として貴重。また、島原の遊女・吉野大夫(よしのだゆう)を関白近衛信尋〈このえのぶひろ・1599-1649〉と競って身請けした逸話は有名である。書は光悦流の能書の一人に数えられるが、その面影はあるものの、紹益独自の書風も加わっている。この二葉の短冊は、もともと表裏一体として伝来したもの。右の短冊(表)の左脇に添えられた「月影の……」の一首に続く「雅豊九才之御時」の「雅豊」とは、飛鳥井雅章の末子・雅豊〈まさとよ・1664-1712〉のこと。すなわち、これは、寛文12年〈1672〉夏、「水辺納涼」を題として催された当座歌会での出題短冊と知る。雅豊が、用済みになったこの題のみを記した短冊を紹益に示して、即興に一首詠めとの求めに従って紹益がその裏面にしたためたのが、左(裏)の和歌「もれいづる……」であった。この時、紹益は63歳であった。珍しい遺品である。
(左)水辺納涼当座:月影のうつりてきよき水の面はかぜなき空も見るにすゞしき 雅豊九才之御時(右)表之題飛鳥井侍従殿より遊て歌よめと有ければ則席: もれいづる岩間の苔の道みえて涼しさかよふ庭のまし水紹益
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Tanzaku by Sano Joeki
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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