Object

Portrait of Priest Zoshun

Keio Object Hub
Date
制作年 AD15
Title
ゾウシュンソウジョウガゾウ
Materials, techniques and shape
Color on silk
Collections
Depository
Keio Museum Commons Campus Mita
Ref. number
AW-CEN-001261-0000
License
CC BY Images license
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
Classification
Art
AI Tagging
Black Art Tints and shades Vintage clothing Visual arts

興福寺の僧蔵俊の画像。蔵俊〈ぞうしゅん・1104-1180〉は、平安時代末期の法相宗の学僧。若くして興福寺に入り、覚晴(興福寺37世)に師事しながら法相・唯識を学んだ。寺内でも傑出した学僧として数々の著作を残している。左大臣藤原頼長に因明を講じたことでも知られる。晩年は、元興寺別当(治承元年・1177)、権僧都(同2年)を経て、同3年5月には興福寺権別当を歴任している。みずからの修学のかたわら多くの子弟を育成、鎌倉時代初期における法相・唯識の学匠のほとんどが蔵俊の門流であったといわれる。その門弟らの奏上により建保2年〈1214〉に僧正法印大和尚位が追贈された。本幅は、その追贈の宣命を書写した色紙形3枚を上部に貼り付ける。建保2年8月13日、少納言藤原家継が勅使となって、順徳天皇の僧官追贈の宣命が奏じられたことがわかる。上畳を置いた床几の上に坐した蔵俊は、横を向き、大きく口を開いている。論義(法会において、経論の意味を明らかにするために行われた僧侶間の問答議論)に臨んで、弁舌をふるう姿を描いたものであろう。八舌僧正ともいわれた蔵俊を象徴する絵姿である。遺例少ない蔵俊画像として、その資料的価値も高い。

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Ref. number
AW-CEN-001261-0000
License
CC BY
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慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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Depository and ID

Depository
Keio Museum Commons
Campus Mita
URL
Classification
Art

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OPEN DATADESIGN

Details

Identifiers

Title (EN)
Portrait of Priest Zoshun

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1幅
Attachments
外箱、紙札2枚、釈文

Identifiers

Title (EN)
Portrait of Priest Zoshun

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1幅
Attachments
外箱、紙札2枚、釈文