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Image of Tenjin by Shokado Shojo

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Person
Date
制作年 AD17
Title
ショウカドウショウジョウヒツソクタイテンジンゾウ
Materials, techniques and shape
紙本淡彩
Collections
Depository
Keio Museum Commons Campus Mita
Ref. number
AW-CEN-000823-0000
License
CC BY Images license
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
Classification
Art
AI Tagging
Rectangle Font Art Handwriting Tints and shades

左大臣藤原時平〈ふじわらのときひら・871-909〉の讒訴によって、配所の筑紫国(福岡県)大宰府に左遷、同地で不遇の死を遂げた菅原道真〈すがわらのみちざね・845-903〉の怨霊を鎮めるためにおこった天神信仰は、長い歴史の中で多くの絵画遺品を生み出した。天神画像は、礼拝像として描かれた道真の絵姿で、その形式は、束帯天神(笏を手に帯剣した文官の正装である束帯姿で描かれるもの)と、渡唐天神(冠をつけ中国の道服姿で梅の一枝を手挟んで立つもの)とに大きく二分できるが、典拠とした説話や、背景となった天神信仰の性格の変容などによって、さまざまなヴァリエーションがある。本図は、水墨に淡彩を加えた立姿の束帯天神像である。左手に梅枝を持つのは、渡唐天神の図様を取り入れたものであろう。右手の折本は、経典と思われる。筆者の松花堂昭乗〈しょうかどうしょうじょう・1584-1639〉は、もともとは、江戸時代初期の石清水八幡宮の真言僧であったが、書画をはじめ、和歌・茶道など風雅の道に通じた、当代一流の文化人として聞こえた。ことに書道においては、近衛信尹・本阿弥光悦と並んで「寛永の三筆」と尊称される。賛者の九巌については、日蓮宗の僧・元政〈げんせい・1623-68〉の伝歴において、6歳のころ、建仁寺の塔頭・大統院の院主九巌長老に「寧馨児(ねいけいじ)」(神童)といわしめたという。この九巌が本図の賛者ではなかったか。

延喜名臣絶世才、威風急起旱天雷、触讒忠憤難同趣、可笑霊均忘却梅 嘉隠□屯子謹賛(印「九巌」)

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慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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