Object
金銅如意輪観音懸仏
これは如意輪観音像の懸仏である。背面の円鏡は失われている。如意輪観音は三十三観音の一つで、観音像の一変化である。如意宝珠をもって衆生に財宝を与え、輪宝(法輪とも)を転じて衆生の迷いを破る法力をもつ菩薩として信仰されたものである。如意輪観音の像として、もっとも一般的なのが、一面六臂(顔一つに対して、胴体から6本の腕が生じている)すがたである。宝珠、念珠、蓮華、輪宝を持つほか、右の第一手は頬にあてて思惟(瞑想にふける)の相(すがた)を示しており、左の第一手は垂下させて地をなでる。また、右膝を立て両足裏を合わせる特徴的な坐法(輪王坐)をとる。この如意輪観音像の高髻の下に大きな窪みが見えるが、おそらくは別鋳づくりの宝冠が、ここに取りつけられていたものであろう。
共有
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Kakebotoke (Plaque with image of Buddha)
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1躯
- 付属品
- 紙ラベル「21F」、額
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。