Object
阿野実顕筆二首和歌懐紙
阿野実顕
- 人物
-
作者阿野実顕
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- アノサネアキヒツニシュワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
阿野実顕〈あのさねあき・1581-1645〉は、江戸時代初期の公卿。初名実政、のち実治。天正20年〈1592〉に実顕と改める(12歳)。大和国内山上乗院の住持、休庵(阿野実時)の子。家職の神楽を代々伝える阿野家が中絶しないよう還俗して、祖父季時の子として家督を継いだ。正二位・権大納言に至る。細川幽斎・中院通村・烏丸光広らから和歌を学んだ。この懐紙は、位署に「左近衛権中将」とある。実顕は慶長12年〈1607〉に左近衛権中将となり、同17年2月28日に参議に進んでいることから、27~32歳の筆跡と知る。字形や字配りなどに、心なしか未熟の面影が漂うようにも思われる。が、後年、光悦流の名手として鳴った実顕が、早くもこの時期に本阿弥光悦の書風を追慕していたさまがうかがえる。「秋の日、同じく二首の和歌を詠める/左近衛権中将藤原実顕/菊薫衣けふも猶袖こそかほれきくのはな一夜の程のへだてやはある/海眺望朝ぼらけ浪もはるかになごの海や日影にうかぶあまのつり舟」
秋日同詠二首和歌左近衛権中将藤原実顕菊薫衣けふも猶袖こそかほれきくのはな一夜の程のへだてやはある海眺望朝ぼらけ浪もはるかになごの海や日影にうかぶあまのつり舟
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Ano Saneaki
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 杉箱
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