四辻季継筆書状
- 人物
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作者四辻季継
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- ヨツツジスエツグヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
四辻季継〈よつつじすえつぐ・1581-1639〉は、正二位・権大納言公遠〈きんとお・1440-95〉の二男。初名は教遠(のりとお)。寛永3年〈1626〉、46歳の時、正二位・権大納言に至る。四辻家は、もともと和琴・箏をもって朝廷に仕えた家柄であった。この書状は、某年の一月、仙洞(後水尾上皇)における御会始の歌会にあたって詠んだ詠草ながら、その不出来を恥じつつ、その添削を中院亜相(亜相は大納言の唐名)、すなわち、中院通村〈なかのいんみちむら・1588-1653〉に求めたものである。季継の権大納言在任(寛永3年〈1626〉~同16年〈1639〉=死去)と通村の権大納言在任期間(寛永6年〈1629〉~同19年〈1642〉)から、季継の50代の筆跡と判明する。かれは、書流系図においても近衛流の能書として知られるが、この書状にもその特徴が見え隠れしている。「仙洞の御会始めの愚作に候。何とも成らず候て、正体無く候。御詞加えられ候て、下され候はば、畏れ入り候。殊に御急ぎにて候て、赤面此の事に候。猶、面拝を以って申し入るべく候。恐々謹言。十九日中(院)亜相公四辻大納言季継」
仙洞之御会始之愚作ニ候何とも不成候て無正躰候御詞被加候て被下候者可畏入候殊御急に候て赤面此事候猶以面拝可申入候恐々謹言十九日(花押)四大納言中亜相公季継
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Yotsutsuji Suetsugu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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