Object
雲龍百足蒔絵文箱
文箱は、手紙を入れて持ち運んだり、保管収納するための細長い箱。この文箱の被せ蓋には、著しく図案化した雲龍文様をあらわす。雲に乗って昇天する龍は、もともと中国において発達したもので、皇帝の象徴として衣服などに用いられてきた。これが文箱の文様に用いられたのは、龍が雲の上に昇天するがごとく、封入した手紙が早く相手に届くようにとの願望をこめたものか。また、身の底には一匹の大きな百足(ムカデ)を描く。百足は古来、毘沙門天(多聞天)の使いと信じられていた。遣わした文の返事に吉報を期待しての呪術をこめたものか。ともかくも、文箱の文様としては、まことに奇抜なデザインである。
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter Box with Clouds, Dragon and Centipede
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1合
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。