Litmus
- Person
-
制作者ポルケ、ジグマール
- Date
-
制作年 1999(平成11)
- Title
- リトマス
- Measurements
- Sheet size: 55.0×75.15 Image size: 50.0×57.7
- Materials, techniques and shape
- Offset lithograph on paper
- Collections
- Keio Art Collection
- Depository
- Mita Campus
ジグマール・ポルケは1941年、シレジアの都市エルス(現ポーランド領オレスニツァ)に生まれた。第二次世界大戦後に東ドイツのテューリンゲンに、さらに1953年には西ベルリンを経てラインラントへ移る。1961年にデュッセルドルフ芸術アカデミーに入学してボイスの影響を受けた。彼は化学顔料やプリント生地、透明なポリエステルシートのような多種多様な素材を組み合わせる。さらに写真のドットの拡大転写やオフセット印刷の使用など、あらゆる素材・技法を駆使した上で作品として成立させるポルケの制作手法はしばしば「錬金術」と称された。 本作品では、既存の図柄と思われるモチーフの転写の上に、顔料が流れたかのような色面と、絡み合い一体となった二人の人物の線描が重ねられている。ポルケの制作においてはモチーフだけでなく、顔料の滲みや化学変化という偶然性も要素として取り込まれている。その多層性・多義性を分離・結合させる手法はポルケに特徴的なもので、各層が侵犯し合うことでイメージの可視性、伝達性を宙吊りにしているといえよう。(新倉慎右)
Overview
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Depository and ID
Components
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub makes data on cultural objects open and tries designing various experiences using open data.
Details
Identifiers
- Title (EN)
- Litmus
As a prototype feature, the Keio Object Hub uses AI (machine learning) to generate keywords for searches and filtering.
For the first launch, Google Cloud's Vision API will be used to analyze the images of each object and automatically generate keywords.