Object

種子胎蔵界曼荼羅

Keio Object Hub
Person
Date
制作年 AD14
Title
シュジタイゾウカイマンダラ
Materials, techniques and shape
紙本金泥
Collections
Depository
Keio Museum Commons Campus Mita
Ref. number
AW-CEN-000298-0002
License
CC BY Images license
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
Classification
Art
AI Tagging
Rectangle Book Font Pattern Art

曼荼羅は、サンスクリット語の音写で、美術史においては、ふつう、仏教にける仏の悟りの境地や世界観を仏像・梵字などを用いて視覚的・象徴的に表現した絵画をいう。密教の分野における礼拝・儀礼の本尊として制作されたものが多い。密教の根本経典である『大日経』に基づき宇宙の理を表現する「胎蔵界曼荼羅」、『金剛頂経』に基づき精神界の智を表現する「金剛界曼荼羅」を一対にして両界曼荼羅と呼ばれる。「胎蔵界曼荼羅」は、画面中央に大日如来とそれを囲む四仏四菩薩を配し、そこから外側に展開していくかのように諸尊を配置する。この世のすべての存在が大日如来から生み出されるという密教的宇宙観を示す。一方、「金剛界曼荼羅」は、画面を9つに区画し、それぞれ独立した九会曼荼羅で構成される。これら仏・菩薩の諸尊を彩色された図様で描いたものが多いが、その図様に代えてその種子で表現されたのが「種子曼荼羅」である。種子(密教では〈しゅじ〉と発音)は、仏・菩薩・明王などをそれぞれ1音節の梵字で象徴的にあらわしたものである。図様の曼荼羅より簡素であるために、より神秘的であるといわれる。一般的には墨一色で描かれるが、これは、鮮やかな金字で書かれる。後宇多天皇〈ごうだてんのう・1267-1324〉筆と伝えられるが、天皇の自筆とは考えがたく、おそらく後宇多天皇にかかわる法会に際して制作されたものととらえるのが妥当なところであろう。料紙の紺色、金泥の色調などから、鎌倉時代・14世紀の制作と推定される。

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AW-CEN-000298-0002
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CC BY
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慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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