Object

金銅五鈷杵 

Keio Object Hub
Date
制作年 AD13
Title
コンドウゴコショ
Materials, techniques and shape
Bronze
Collections
Depository
Keio Museum Commons Campus Mita
Ref. number
AW-CEN-001093-0000
License
CC BY Images license
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
Classification
Art
AI Tagging
Body jewelry Natural material Art Jewellery Metal

これは金剛杵(こんごうしょ)である。その姿は、月の兎が餅をつく杵(きね)の形に似た把(は)の両端に、鈷(こ)と呼ばれる鋭い刃をつけたもので、密教独特の法具である。金剛というのは、金剛石の語でも知られるように、ダイヤモンドのごとく堅固であり堅牢であることを意味し、この法具の強さを示している。もともとこの金剛杵は古代インドの武器であり、帝釈天や執金剛神などが手に持っていることで知られる。しかし、密教がこれを取り入れて法具としたのは、実用の武器ではなく、この利器の備える堅固と打ち砕く二徳の力をかりて、人間の心の中の煩悩を打ち砕き、本来の仏法をあらわすための助けとしようとしたものである。鈷の部分が一本の場合は独鈷杵であり、ほかに三鈷杵・五鈷杵がある。これは五鈷杵。細緻な作りと力強いたくましさが、一種いいがたい金工美を発揮する。

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AW-CEN-001093-0000
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CC BY
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慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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Depository and ID

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Keio Museum Commons
Campus Mita
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Art

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Details

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1柄

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Quantity 1柄