Object

Image of Tenjin

Keio Object Hub
Date
制作年 AD15
Title
ソクタイテンジンゾウ
Materials, techniques and shape
絹本着色
Collections
Depository
Keio Museum Commons Campus Mita
Ref. number
AW-CEN-002286-0000
License
CC BY Images license
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
Classification
Art
AI Tagging
Brown Rectangle Wood Book Art

左大臣藤原時平の讒訴によって、配所の筑紫国(福岡県)太宰府に左遷、同地で不遇の死を遂げた菅原道真〈すがわらのみちざね・845-903〉の怨霊を鎮めるためにおこった天神信仰は、長い歴史の中で多くの絵画遺品を生み出した。天神画像は、礼拝像として描かれた道真の絵姿で、その形式は、束帯天神(笏を手に帯剣した文官の正装である束帯姿で描かれるもの)と、渡唐天神(冠をつけ中国の道服姿で梅の一枝を手挟んで立つもの)とに大きく二分できるが、典拠とした説話や、背景となった天神信仰の性格の変容などによって、さまざまなヴァリエーションがある。本図は、両手で笏の両端を握り立てる束帯天神像。眉をしかめて、眼と歯をむいた怒りの表情をあらわしたいわゆる怒天神像である。また、綱を編んだ円座に坐すところから、この形式は綱敷天神像あるいは綱坐天神とも呼ばれる。道真が西下の途次、休息すべき家がなかったので、帆網を巻いて円座としたという伝説に基づいた図様である。なお、上部には『般若心経』が書写される。伝来途次、伝得した人の信心によるものと思われる。奈良朝写経を思わせる謹厳な書写ぶりである。なお、付属の古筆了任の折紙ならびに箱書付によると、京都大徳寺の什物であったという。

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Rights

Ref. number
AW-CEN-002286-0000
License
CC BY
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慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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Depository and ID

Depository
Keio Museum Commons
Campus Mita
URL
Classification
Art

Components

OPEN DATADESIGN

Details

Identifiers

Title (EN)
Image of Tenjin

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1幅
Attachments
三重箱

Provenance

大徳寺常住物

Identifiers

Title (EN)
Image of Tenjin

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1幅
Attachments
三重箱

Provenance

大徳寺常住物