Object

Descent of Amida Trinity

Keio Object Hub
Date
制作年 AD14
Title
アミダサンゾンライゴウズ
Materials, techniques and shape
絹本着色
Collections
Depository
Keio Museum Commons Campus Mita
Ref. number
AW-CEN-000247-0000
License
CC BY Images license
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
Classification
Art
AI Tagging
Brown Wood Artifact Art Tints and shades

阿弥陀如来は、西方十万億土の極楽浄土で説法をする仏とされる。釈尊の教えが消滅、修行の結果とされる悟りも得られない世の中、すなわち末法に入ったと観念した平安末期に、この阿弥陀如来を信仰することによって極楽往生がかなうと信じる浄土信仰が隆盛をきわめた。こうした極楽成仏を願う人々の信心の礼拝本尊として描かれたのが阿弥陀来迎図である。阿弥陀如来を上部中央に配し、その下に観音・勢至の両菩薩が、画面左上から右下の方向へと来迎する形式に描く。臨終の信者の前にこの3尊が出現し、極楽浄土に迎えるところを主題にする図は、阿弥陀三尊来迎図と呼ばれ、浄土信仰・阿弥陀信仰が盛んになった平安時代から描かれた。阿弥陀如来のいる極楽浄土の世界は9種に分わかれていると説かれる(九品=上品上生・上品中生・上品下生・中品上生・中品中生・中品下生・下品上生・下品中生・下品下生)。この九品は衆生の生前における修行の深浅、能力の高下に応じて9通りの往生あるという考え方である。阿弥陀如来はそれぞれの浄土で印相(仏の法力を手指の形で示したもの)を変えて説法する。本図の阿弥陀如来は、右手を上げ、左手は親指と人差し指で輪をつくる上品下生印を結んでいるが、この印相はとくに来迎印という。先導の観音菩薩は蓮台を持ち、勢至菩薩は合掌する姿に描かれる。金泥をふんだんに使用した荘厳な色彩が見所であろう。

Rights

Ref. number
AW-CEN-000247-0000
License
CC BY
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

Images
license

Depository and ID

Depository
Keio Museum Commons
Campus Mita
URL
Classification
Art

Components

OPEN DATADESIGN

Details

Identifiers

Title (EN)
Descent of Amida Trinity

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1幅

Provenance

紙裏「明暦二・三月七日 宗硯 施入記事有」

Identifiers

Title (EN)
Descent of Amida Trinity

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1幅

Provenance

紙裏「明暦二・三月七日 宗硯 施入記事有」