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La Hypnerotomachia di Poliphilo. Venice: Aldus, 1545.

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Create Date 1545
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Mita Media Center (Keio University Library)
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120X@1104@1
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Literature
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ルネサンスにおける最も美しい挿絵入りの書物
「ポリーフィロの狂恋夢、あるいは夢のなかの愛の闘い−そこでは、人間の全てのことは夢以外の何ものでもないこと、そして思考に値する他の多くのことが語られます」という標題の本書は、ルネサンス期のヴェネチアを代表する印刷家アルド・マヌーツィオ(Aldo Manuzio, 1449/52–1515)が刊行した長い幻想的な夢物語である。初版は1499年11月にアルド・マヌーツィオによって刊行されたが、展示書は、アルドの末子、パオロ(Paolo Manuzio; 1533–57頃活躍)が1545年に刊行した第2版である。タイポグラフィーは、アルドのギリシャ語活字を彫った元金細工師のボローニャのフランチェスコ・グリッフォ(Francesco Griffo)によるもので、美しい活字で組まれた本文と繊細な木版画、斬新なページレイアウトが見事に調和している。「ヒュプネロトマキア」はギリシャ語の造語で、標題で説明されているように、「夢の中の愛の闘い」という意味にとれる。主人公のポリーフィロが眠りに落ち、夢のなかで恋人トレヴィーゾのポリーアを探し求めて、エジプトやローマを彷彿とさせる古代的な風景のなかを彷徨うが、プロットらしいプロットはない。作者については、フランチェスコ・コロンナをはじめとして諸説が提示されたが未だに不詳である。ラテン語とイタリア語を織り交ぜた独特の散文で書かれていて極めて読みにくく20世紀を代表する比較文芸史家マリオ・プラーツは、本書を「ルネサンスにおける最も美しい挿絵入りの書物、…最も嘆賞されながら、最も読まれていない書物」と呼んだ(伊藤, p. 136)。
Sm. 2o: [1]4 a–y8, z10, A–E8, F4; 234 leaves unnumbered. 313 × 206 mm. USTC 823513.

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Title (EN)
La Hypnerotomachia di Poliphilo. Venice: Aldus, 1545.

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La Hypnerotomachia di Poliphilo. Venice: Aldus, 1545.