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Segment of Ninnokyo Sutra

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Person
Date
制作年 AD12
Title
ニンノウキョウダンカン
Collections
Depository
Institute of Oriental Classics (Shido Bunko) Campus Mita
Ref. number
AW-CEN-001242-0000
License
CC BY Images license
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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Classification
Art
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Font Book Monochrome photography Handwriting Monochrome

『仁王経』は、後秦の鳩摩羅什〈くまらじゅう・350-409〉訳『仁王般若波羅蜜経』(2巻)のこと。仏陀が16人の王に説法する形式をとり、般若経を崇敬して受持・読誦することによって王自身そして王国をも災いから護られることを説く。この教えをもって、わが国では、天平時代・8世紀のころから除災祈願のために宮中大極殿において、『仁王経』を講讃する仁王会が修され、『仁王経』の転読供養(経典を読誦すること)が行われた。また、天台宗では『法華経』『金光明経』とともに「護国三部経」の一つとして尊重されたために、『仁王経』の書写も広く行われた。この断簡もこうした信仰のもとに作られたものであった。これは、平安中期の能書家で三跡の一人、藤原行成〈ふじわらのゆきなり・972-1027〉の筆と伝称されるもの。書風は、優美典麗な平安時代の書風の特色を遺憾なく発揮する。その瀟洒平明な書風は完成された和様の美を展開する。このツレの1紙(巻頭。当財団所蔵、№01241-0000)は、世尊寺歴代の書跡を集成模刻した『世尊寺法書』(寛政6年~8年〈1794~96〉刊・全10巻)の第1巻の藤原行成の筆跡として所載される、きわめて珍稀な遺墨である。もと2巻本の上巻中程の1紙(同経「観空品第二」の巻頭部分を含む前後)である。

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AW-CEN-001242-0000
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慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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Institute of Oriental Classics (Shido Bunko)
Campus Mita
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Identifiers

Title (EN)
Segment of Ninnokyo Sutra

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1幅

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Title (EN)
Segment of Ninnokyo Sutra

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Weights and quantities
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