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楠長諳筆和歌懐紙

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD16
タイトル
クスノキチョウアンヒツワカカイシ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001964-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き フォント モノクロ アート モノクロ写真

楠長諳〈くすのきちょうあん・1520-96〉は、桃山時代の武将・歌人。備前に生まれる。天文5年〈1536〉、将軍足利義輝につかえ、正虎と名乗った。和歌を三条西実隆に、連歌を宗牧に、蹴鞠を飛鳥井家に、武家有職を伊勢・小笠原の両家に学び、万般の芸能に通じた。ことに書においては、飯尾常房に私淑して、名筆のほまれが高かった。後年、松永久秀の家臣となったが、久秀滅亡後は、剃髪して長諳と号し、織田信長の右筆として仕えた。信長没後は、豊臣秀吉に近侍、同様に右筆をつとめた。つねに能書をもって奉仕した生涯であった。天正16年〈1588〉後陽成天皇への献上本『聚楽第行幸記』を清書したことは、長諳にとって特筆すべき名誉である。この懐紙の歌題「梅有佳色」は、天正16年正月25日に、秀吉が主催した御会始と同一である。『続々群書類従』(十四)によれば、豊臣秀吉・近衛信尹・今出川晴季・飛鳥井雅春以下、細川玄旨・前田玄以・里村紹巴ら公武僧21名の詠歌が収められている。そこには長諳の名は見えないが、秀吉の家臣として、末席に列して詠じたのではなかったか。平明で大らかな書風は、右筆の面目を示すものである。「「梅、佳色有り」ということを詠める和哥/法印長諳/治れる世は咲く梅の心にもわきてとおもふ花の色かな」

詠梅有佳色和哥法印長諳治れる世はさくむめのこゝろにもわきてとおもふ花のいろかな

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001964-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
ライセンス

所管・分類など

所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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基本分類
美術

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Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Waka Kaishi by Kusunoki Choan

物理的特性

重量と数量
員数 1紙

識別情報

タイトル(英題)
Waka Kaishi by Kusunoki Choan

物理的特性

重量と数量
員数 1紙