冷泉為和筆三首和歌懐紙

- 人物
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作者冷泉為和
- 年代
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制作年 AD16
- タイトル
- レイゼイタメカズヒツサンシュワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
冷泉為和〈れいぜいためかず・1486-1549〉は、室町時代の公卿で歌人。冷泉為広〈ためひろ・1450-1526〉の子。正二位・権大納言・民部卿に至る。大永年間〈1521~28〉ころまでは、主に京都で、歌道師範として活躍した。のち都の戦乱を避けて駿河国に下り、今川氏の庇護を受け、かれらに歌道を指南した。その関係から、通称を今川為和とも称する。天文17年〈1548〉2月、駿河において出家し、法名を静清(じょうせい)と号したが、翌年没した。書道史上、定家流を書いた最初の人物として注目される。この三首懐紙は、右衛門督になって以降のもの。この三首はいずれも、家集『今川為和集』に入集。それによると、大永2年〈1522〉2月24日に行われた、禁裏月次の歌会における詠と判明する。当時、為和は33歳であった。これまた、典型的な定家流の筆跡を示している。「春の日、同じく三首を詠める和歌/右衛門督藤原為和/野残雪消えなんと若菜にいでし諸人や袖さえ返る野辺の白雪/柳靡風吹かぬ間は靡くともなく見えてけり風をすがたの春の青柳/洩始恋包みかね今日立て初むる錦木も思ひの色は浅からめやは」
春日同詠三首和歌右衛門督藤原為和野残雪きえなんと若菜にいでしもろ人やそでさえかへる野辺のしら雪柳靡風吹ぬ間はなびくともなく見えてけりかぜをすがたの春のあを柳洩始恋つゝみかねけふたてそむるにしきゞも思ひのいろはあさからめやは
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ライセンスなど
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グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Reizei Tamekazu
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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