智忠親王筆和歌懐紙

- 人物
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作者智忠親王
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- トシタダシンノウヒツワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
智忠親王〈としただしんのう・1619-62〉は、桂宮(八条宮)智仁親王〈としひとしんのう・1579-1629〉の第一王子。天正17年〈1589〉、関白豊臣秀吉〈とよとみひでよし・1537-98〉の奏請により創立された八条宮家が、のちに常盤井宮(ときわいのみや)、京極宮(きょうごくのみや)、そして桂宮(かつらのみや)と改められ、伏見宮(ふしみのみや)・有栖川宮(ありすがわのみや)・閑院宮(かんいんのみや)とともに四親王家と称された。智忠親王は、寛永元年〈1624〉、従兄の後水尾天皇〈ごみずのおてんのう・1596-1680〉の猶子となり、同3年〈1626〉親王宣下を受ける。さらに同6年〈1629〉、父智仁親王を継いで桂宮第2代となった。学問・芸術を好んだ父智仁親王と後水尾天皇の影響を受けて、智忠親王も修学につとめ、和歌・書道・蹴鞠をよくした。なかでも書は、後柏原院流(ごかしわばらいんりゅう)の名手と呼ぶにふさわしい能書家として知られる。この和歌懐紙は、寛永13年〈1636〉正月9日に催された、後水尾院御会始の詠である。優雅に流れるその書は、智忠親王、弱冠18歳の筆跡である。「春の日、「霞、山に気色を添う」ということを詠める和歌/中務卿智忠親王/千重に立つ霞の色や万代の春をこめたる天の香久山」
春日詠霞添山気色和歌中務卿智忠親王千重にたつかすみの色やよろづ代の春をこめたる天の香久山
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Prince Toshitada
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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