二条康道筆三首和歌懐紙

- 人物
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作者二条康道
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- ニジョウヤスミチヒツサンシュワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
二条康道〈にじょうやすみち・1607-66〉は、江戸時代初期の公卿。九条幸家の長男ながら、二条昭実の養嗣子となり二条家を継いだ。慶長18年〈1613〉7歳で元服した際、徳川家康の一字を授けられて康道と名乗った。元和7年〈1621〉内大臣、以後、右大臣、左大臣を経て同12年摂政となり、10余年間の在任後辞、寛文6年、60歳で没した。かれは、後水尾天皇の信任篤く、つねに政務の枢機に携わる一方、和歌・連歌にすぐれ、松永貞徳の門に入り俳諧もを能くしたといわれる。康道の右大臣の在任期間は、寛永6年から同9年〈1629-32〉である。つまりこれは、かれが23歳から26歳の筆跡である。尊純法親王〈そんじゅんほうしんのう・1591-1653〉にはじまる尊純流に属しており、その書風をよく受け継いでいる。「夏の日、三首の和歌を詠める/右大臣康道/瞿麦夏草の数咲く庭の籬にも分きて色あるなでしこの花/納涼山陰や岩間の水を堰き止めて袖に夏なき夕涼み哉/恋帯いくめぐり我結ぶてふ常陸帯の長き契の末もたのまん」
夏日詠三首和歌右大臣康道瞿麦夏草のかずさく庭のまがきにもわきて色あるなでしこの花納涼山かげや岩間の水をせきとめて袖に夏なき夕すゞみ哉恋帯いくめぐり我むすぶてふひたちおびのながき契のすゑもたのまん
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Nijo Yasumichi
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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