高辻章長筆詩懐紙

- 人物
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作者高辻章長
- 年代
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制作年 AD15
- タイトル
- タカツジノリナガヒツシカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
高辻章長〈たかつじのりなが・1469-1525〉は室町時代の公卿。長直〈ながなお・1441-1522〉(ながなお)の子。家学である漢詩文を能くした。明応3年〈1494〉文章博士になり、永正4年〈1507〉には後柏原天皇に「五帝本紀」を進講している。永正12年〈1515〉権中納言に昇り、翌13年からは越前国への下向と上洛、出仕を繰り返す。同18年〈1521〉に中納言の職を辞して、晩年は越前朝倉氏の元に滞在し、大永5年〈1525〉同地で没した。この詩懐紙は、「権中納言」の位署から、章長が47歳から53歳の間に行われた、七夕詩歌会におけるものである。謹厳な行書体に終始する重厚な筆致は、能書の才をうかがうに十分である。「「七夕、同じく「銀河、潟の如し」ということを賦す一首/涼を以て韻と為す/権中納言菅原章長/楼頭(楼上)咫尺(しせき・接近する)、銀潢(ぎんこう・天の川)に掛かり、忽(たちま)ち覚ゆ、清襟、暁露(ぎょうろ)に涼しきを。一滴比侯、万戸に応じ、梧桐(ごとう)、葉動(ゆ)れて、二星(牽牛星・織女星)商(くだ)る。」
七夕同賦銀河如潟一首以涼為韻権中納言菅原章長楼頭咫尺掛銀潢忽覚清襟暁露涼一滴比侯應万戸梧桐葉動二星商
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Chinese Style Poem Kaishi by Takatuji Norinaga
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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