広橋国光筆三首和歌懐紙

- 人物
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作者広橋国光
- 年代
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制作年 AD16
- タイトル
- ヒロハシクニミツヒツサンシュワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
広橋国光〈ひろはしくにみつ・1526-68〉は、室町時代の公卿。内大臣広橋兼秀〈かねひで・1506-1567〉の子。天文23年〈1554〉に権大納言、永禄2年〈1559〉には正二位の極位極官に昇る。文筆の家たる広橋家は、鎌倉時代の『勘仲記』(兼仲)や室町時代の『兼宣公記』、江戸時代の『八槐記』(兼胤)など、始祖以来、代々その時代を代表する日記を残している。国光もまた、『国光卿記』を残す。「権大納言」の位署により、国光が権大納言に在任中の天文23年〈1554〉から永禄10年〈1567〉の間のもの。すなわち、29歳から42歳の間に書かれたものと知れる。さらに、同題の庭田重保〈にわたしげやす・1525-95〉の懐紙(財団所蔵No.00896-0021)が存在し、その官名(権中納言在任時期=永禄元年〈1558〉~天正3年〈1575〉)によって、33歳から42歳までと絞ることができる。壮年期の自信あふれた闊達な筆致が見事である。「冬の日、同じく三首の和歌を詠める/権大納言藤原國光/神楽久方の空よりふけて真砂地の霜に冴えたる明星の声/歳暮の雪いたづらに身はふり行くも白雪の花の春待つ年の暮かな/砌の松我が君の齢ぞしるき万代を砌の松の常磐堅磐に」
冬日同詠三首和歌権大納言藤原國光神楽久かたのそらよりふけて真砂地の霜にさえたるあかほしのこゑ歳暮雪いたづらに身はふり行もしら雪の花の春まつとしのくれかな砌松わが君のよはひぞしるきよろづ代をみぎりの松のときはかきはに
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Hirohashi Kunimitsu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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