武者小路実陰筆和歌懐紙

- 人物
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作者武者小路実陰
- 年代
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制作年 AD18
- タイトル
- ムシャノコウジサネカゲヒツワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
武者小路実陰〈むしゃのこうじさねかげ・1661-1738〉は、備前守西郊実信〈にしおかさねのぶ・生没年未詳〉の子。武者小路公種〈きんたね・1631-92〉の養嗣子となり、累進して従一位・権大納言に至る。少年期から歌道に親しみ、14~15歳のころには三代集(『古今和歌集』・『後撰和歌集』・『拾遺和歌集』)の歌すべてを暗誦していたという。また、後西天皇について古今伝授をうけ、霊元天皇からは、自詠の和歌に勅点(天皇の批評)をうける立場にいた。そして、霊元天皇に「逍遙院(三条西実隆)このかたの歌よみ」として、激賞のことばをうけていた、という。かれの弟子・僧似閑が実陰の講説を聞書した『詞林拾葉』は、その該博な蘊蓄を示している。また、家集は『芳雲和歌集』と呼ぶ。これは、享保15年〈1730〉重陽の和歌会での詠進。折しも同年9月から翌年4月にかけて、霊元院ら21名による千首和歌、いわゆる「享保千首」が行われており、実陰はこれに出詠している。家集『芳雲集』に所収。「秋の日、同じく「暁の風菊を知る」ということを詠める和歌/正二位藤原実陰/起きて見む暁露に咲きぬとや風の匂はず園の白菊」
秋日同詠暁風知菊和歌正二位藤原実陰おきてみむあかつきつゆにさきぬとやかぜのにほはずそのゝしらぎく
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ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Mushanokoji Sanekage
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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