松平定信筆詠草

- 人物
-
作者松平定信(楽翁)
- 年代
-
制作年 AD19
- タイトル
- マツダイラサダノブヒツエイソウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
松平定信〈まつだいらさだのぶ・1757-1829〉は、江戸時代後期の将軍補佐兼老中。田安宗武〈たやすむねたけ・1715-71〉の子で、8代将軍徳川吉宗〈とくがわよしむね・1684-1751〉の孫にあたる。旭峰、楽翁、風月翁、花月翁などと号した。17歳のとき、白河藩主松平定邦〈さだくに・1728-90〉の養子となり、やがて家督を継いだ。天明7年〈1787〉に老中となり、いわゆる「寛政の改革」を行うが、保守的政策が受入れられず失脚。白河藩に戻り、藩政に努力した。晩年は文人として諸道を専らとし、その教養深く、著述は多数にのぼる。自叙伝の『宇下人言』や『花月草紙』『国本論』『集古十種』などがある。書は持明院流を学び、社寺の額をはじめ多くの遺墨を残した。定信は文政9年〈1826〉以降、この懐紙の署名にあるように「楽翁」と号するようになることから、これは70歳以降の書である。二首目は、家集『三草集』に所収されるもの。「楽翁/紛ひつる去年の空(なが)めの雪の色は似るべくもあらぬ花桜かな/思ふにはそはぬ習を春の風いつしりそめて花に吹くらむ」
楽翁まがひつるこぞの空めの雪の色は似るべくもあらぬ花桜かな思ふにはそはぬ習をはるのかぜいつしりそめて花にふくらむ
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Draft Kaishi by Matsudaira Hisanobu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。